二十一号
- 「月読の命と夜の食す国」尾崎 暢殃
- 「古事記の訓法についての七条」西宮 一民
- 「天武紀十年の「記定」事業と古事記」梅沢 伊勢三
- 「古事記成立論批判―序文論・原古事記論をめぐって―」徳光 久也
- 「多氏と古事記―日本書紀・弘仁私記と古事記の成立論―」板垣 俊一
- 「太安万侶の民部卿・氏長について」大和 岩雄
- 「万葉集巻二所引古事記をめぐって」尾崎 知光
- 「八上比売と御井神―稲羽の素莵覚書―」上田 設夫
- 「記紀の鵠と白鳥」和田 義一
- 「ヤマトタケル物語試論」前田 安信
- 「地名起源伝承攷―風土記覚書―」秋本 吉徳
- 研究年表―昭和五十一・五十二年度― 青木 周平
二十二号
- 「古事記の文章」古賀 精一
- 「タカミムスヒの神格」中村 啓信
- 「『古事記』の「古」について―記序における「古」と「今」の考察―」梅沢 伊勢三
- 「定本古事記への道―私本・修正真福寺本によせて―」徳光 久也
- 「口承の世界へ―オボチ・ススチ・マヂチ・ウルチ―」秋本 吉徳
- 「古事記における伊勢神宮―天孫降臨条の解釈に関する一試論―」高橋 美由紀
- 「『古事記』下巻の構成についての一問題―雄略物語の想定とその意味―」尾崎 知光
- 「「削偽定実」の問題」望月 一憲
- 「神祇史二題―神祇観念と神社・事代主神の創祀について―」川副 武胤
- 「山城国風土記における山野の認識」加藤 義成
- 研究年表―昭和五十三年度― 青木 周平
二十三号
- 「古文芸の源流」神田 秀夫
- 「古事記神話の伝称智について―岐神の鎮座地、天若日子の美濃の喪山などの場合―」荻原 浅男
- 「「カクリミ」か「ミミヲカクシマス」か!」安津 素彦
- 「古事記冒頭「成神名」の古訓」荻原 千鶴
- 「『古事記』における「向」の訓読」入江 ?
- 「〈大穴牟遅〉〈大己貴〉の表記とその訓」佐佐木 隆
- 「延喜式祝詞の用字および表記について」小谷 博泰
- 「神武記の意図―初代天皇記の形成をめぐって―」山崎 正之
- 「鉄剣文と墓誌銘―その二・三の問題点について―」徳光 久也
- 「律令出雲の「村」」加藤 義成
- 「日本霊異記上巻序文の一問題―古事記との関連において―」守屋 俊彦
- 「『古事記伝』の方法―明和八年をめぐって―」板垣 俊一
- 研究年表―昭和五十四年度― 斎藤 静隆
二十四号
- 誄詞 梅沢 伊勢三
- 「古事記における国名とその表記―主として古事記偽書説への反証―」(講演)田中 卓
- 「名古屋における鈴屋門について」(講演)植松 茂
- 「古事記における「削偽定実」の一事例―欽明天皇系譜記事の考察―」梅沢 伊勢三
- 「日本書紀の成立過程についての一仮説」尾崎 知光
- 「允恭紀「衣通郎姫」伝承の複合性」斎藤 静隆
- 「高木神の性格とタカミムスヒ」神田 典城
- 「古事記の動詞語彙について」木村 龍司
- 「古事記成立論の問題点―偽書説・原古事記説・異本古事記説をめぐって―」徳光 久也
- 「太安万侶墓誌と『古事記』序文―徳光久也氏に答える―」大和 岩雄
- 研究年表―昭和五十五年度― 斎藤 静隆
二十五号
- ―創立三十周年特集―
- 「回顧と展望」(あいさつ)太田 善麿
- 「古文芸の序詞」(講演)青木 紀元
- 「斉明女帝論―日本書紀を通じてみた虚像―」(講演)倉塚 曄子
- 「古事記における「削偽定実」の一事例(二)―敏達天皇系譜記事の考察(1)―」梅沢 伊勢三
- 「古事記は持統五年以前に成ったか」神田 秀夫
- 「古事記の比較文献学」藤井 信男
- 「古事記と海人」鴻巣 隼雄
- 「丹波から出雲へ―祭祀体系の成立―」川上 順子
- 「ヤマトタケル伝承に対する一視点」山崎 正之
- 「記紀歌謡の解釈と木簡―細螺・物申す・かき貝・鮎―」小谷 博泰
- 「古代歌謡にみえる枕詞の弛緩」國田 百合子
- 「赤駿に騎れる者」砂入 恒夫
- 「天之御中主神の神名をめぐって」寺田 恵子
- 「『出雲国風土記』楯縫郡神名樋山の石神伝承のこころ」加藤 義成
- 書評
- 研究年表―昭和五十六年― 斎藤 静隆
賀茂真淵全集第二十六巻賀茂真淵書入古事記小野田 光雄
二十六号
- 「記紀系譜記事の対比的考察」梅沢 伊勢三
- 「記紀神話の発想―中国古典との比較による「水」への志向と評価について 其の一―」鴻巣 隼雄
- 「殯宮と皇后」鈴鹿 千代乃
- 「天子受命から天孫降臨へ」西條 勉
- 「「自二木俣一漏逃」の一解釈―大穴牟遅神の根国訪問譚に関して―」勝俣 隆
- 「「川雁」考―葬送儀礼との関連において―」宮島 正人
- 「古事記における「降」「向」の訓読について」本澤 雅史
- 「中世に於ける古事記の訓解―伊勢本系古事記を中心として―」小野田 光雄
- 「宇万伎書入本古事記と真淵手沢本古事記」小川 幸代
- 「霊異記上一の原像と冒頭部五話の構想」長野 一雄
- 研究年表―昭和五十七年― 斎藤 静隆
二十七号
- 「石上神宮の祭神とその奉斎氏族(講演)松前 健
- 「日本上代文学と中国の民族思想・信仰」(講演)中村 璋八
- 「古事記と氏族についての一考察―始祖記述とその形式―」藤井 信男
- 「神武記紀の対比的一考察」梅沢 伊勢三
- 「天の八衢の解釈について」勝俣 隆
- 「月立ちにけり―倭建命と美夜受比売との問答歌―」守屋 俊彦
- 「「天真名井」考」北野 達
- 「コトムケの本義」入江 ?
- 「「隼人」考―ハヤヒトの語義に関する一考察―」宮島 正人
- 研究年表―昭和五十八年― 斎藤 静隆
二十八号
- 「古代播磨の大神」(講演)八木 毅
- 「記紀歌謡の記載について―「又歌曰」に関連して―」(講演)宮岡 薫
- 「伊邪那岐命の幻術」中村 啓信
- 「上代の兄弟姉妹概念とその語彙」犬飼 隆
- 「古事記表記の一側面―同語異種表記を中心に― 」瀬間 正之
- 「韓国三輪山式伝説一例考」魯 成煥
- 「?田毘古神の解釈について」勝俣 隆
- 「アマ馳せ使ひ考―「神語り」の神話的要素―」畠山 篤
- 「ムケツ君氏と水神祭祀」入江 ?
- 「「狗人」考―隼人と葬送儀礼―」宮島 正人
- 研究年表―昭和五十九年― 軍司 洋二
二十九号
- 「古事記の成立」(講演)鎌田 純一
- 「古事記と民間伝承」(講演)大久間 喜一郎
- 「幣羅坂の少女の歌について―書紀的所伝の古事記的完成―」梅沢 伊勢三
- 「続紀宣命に見える「至誠心」の訓読をめぐって」馬場 治
- 「出雲族の原郷に就て―土師氏傳承と關聯して―」山根 惇志
- 「伊吹山の神―倭建命の登攀―」守屋 俊彦
- 「「無目堅間」考―安曇王権神話と隼人―」宮島 正人
- 「大気都比売被殺神話について―古事記神代巻への挿入の背景―」阿部 誠
- 「箸墓伝承考」原田 留美
- 「雄略紀の吉野」長野 一雄
- 「神武天皇の日向出発」廣畑 輔雄
- 「古事記と捜神紀」神田 秀夫
- 研究年表―昭和六十年― 軍司 洋二
三十号
- 「古事記の仮名表記」(講演)西宮 一民
- 「記紀神話と信仰伝承」(講演)尾畑 喜一郎
- 「沙本毘売物語と漢訳仏典」瀬間 正之
- 「古事記の歌謡説話の伝承者」植松 茂
- 「続紀宣命に見える「休息安〔麻利弖〕」の訓読をめぐって」馬場 治
- 「古事記における向・コトムケの追考」入江 ?
- 「『略解古訓古事記』と三国幽眠」和田 義一
- 昭和六十一年度研究年表 軍司 洋二
- 古事記年報総目次と在庫有無・定価