四十一号
- 「カモの神の性格」井手 至
- 「帝紀と旧辞と」菅野 雅雄
- 「「黄泉比良坂の坂本」―黄泉国の在処について―」吉野 政治
- 「『古事記』系譜の一考察―迩藝速日命と穂積臣―」志水 義夫
- 「『古事記』雄略天皇条の所伝のなりたち―二話一連の構成について―」榎本 福寿
- 「『古事記』における「御祖」の語義」尾 恵美
- 「上代における「若」字使用の様相―疑問推量の場合―」是澤 範三
- 「「古事記展覧会出陳目録」について」及川 智早
- 研究年表―平成九年― 冨士原 伸弘・松田 伸彦
四十二号
- 「律令制下の古事記の成立」金井 清一
- 「天忍穂耳命・迩々芸命の交替―ウケヒ・天孫降臨をめぐって―」荻原 千鶴
- 「「黄泉比良坂」考―「事戸を度」す場所と関わらせて―」姜 鍾植
- 「禊ぎの前に化成する神々」吉野 政治
- 「「仲哀記」の「天皇記」の訓釈」間瀬 智代
- 「日本書紀の愛情表現を伴う立太子記事―日本武尊の場合―」大館 真晴
- 「〈言立〉と嫉妬―仁徳紀におけるイハノヒメ像の一性格―」牧野 正文
- 「『新撰亀相記』の構成について」木下 文理
- 研究年表―平成十年― 大館 真晴・松田 伸彦
四十三号
- 「ヤマトヘニ ニシフキアゲテ―ウラシマ説話をめぐって―」中村 啓信
- 「時間認識と空間的表象」吉野政治
- 「須佐之男命の昇天をめぐって―「謂」を手掛かりに―」朴美京
- 「蘇生する大穴牟遅神」島田伸一郎
- 「『古事記』における死の表現」阪口由佳
- 「古事記の「大后」」山崎かおり
- 「古風土記における過去と現在―古風土記編纂の視点―」橋本雅之
- 「「常陸国風土記」における天皇関連記事―定型句「古老曰」との関わりから―」横山佳永子
- 研究年表―平成十一年― 大館 真晴・松田 伸彦
四十四号
- 「ふることぶみ」浅見徹
- 「古事記の皇妃」鈴鹿千代乃
- 「ウタとモノガタリの距離―主に詞章中の神人名をめぐってー」阿部誠
- 「崩年干支より観た武烈記の位置」板垣徹
- 「『古事記』の借音字表記における表記意識」奥田俊博
- 「『日本書紀』にみる綏靖天皇―「孝」という視点からー」大館真晴
- 「日本書紀に見える「尊」「命」の考察」朴美賢
- 「神賀詞の出雲」長野一雄
- 「研究年表―平成十二年―」大館真晴・千賀万左江
四十五号
- 「近年出土の飛鳥京と韓国の木簡―上代語上代文学との関わりからー」東野治之
- 「倭建命系譜考―系譜に記された「入海」の意義―」田中智樹
- 「仁徳記 女鳥王の歌謡物語―その表現と構想―」阿部誠
- 「若日下部王の人物像―雄略記婚姻伝承を中心にー」山﨑かおり
- 「夢野起源説話の一考察―夢相と俗説―」馬場治
- 「オノゴロ嶋の位置をめぐる言説―『新撰龜相記』の所伝を中心にー工藤浩
- 「研究年表―平成十三年―」小林真美・千賀万左江
四十六号
―創立五十周年記念号―
- 「欠史八代と氏族系譜―臣姓系譜を中心に―」直木孝次郎
- 「高天原」の神話的イメージと現実再現 黄?江
- 「稲羽の白兎」説話と韓国「梧桐島の伝説」魯成煥
- 「古事記の書記と文体」毛利正守
- 「古事記序文の性格―駢儷文体の角度から―」薬会
- 「東アジアの中で古事記の成立を考える」を振り返って 西條勉
- 「韓国における日本神話研究の現状」金祥圭
- 「古事記学会五十年の回顧」植垣節也・中村啓信・青木周平
- 「和銅五年の天武天皇」金井清一
- 「刺国若比売と出雲の国土創生神話」勝俣隆
- 「南葵文庫旧蔵『風土記逸文』について―その成立と伝来―」兼岡理恵
- 「研究年表―平成十四年―」千賀万左江・小林真美
- 「古事記学会分科会日本書紀・続日本紀研究ノート 矢内啓一郎・加藤清・志水義夫
- 『古事記年報』全目次
四十七号
- 「古事記「序」を疑う」三浦佑之
- 「黄泉比良坂と伊賦夜坂」植田麦
- 「秋山之下氷壮夫と春山之霞壮夫」物語の意義 前川晴美
- 「置目老媼の功績」松本弘毅
- 「神代巻版本について―卜部家本からの開放―」中村啓信
- 「神功皇后摂政前紀「新羅征討物語にみる「誓」の役割 ―『日本書紀』の文脈上で果たす機能について― 」大館真晴
- 「研究年表―平成十五年―」小林真美・山﨑かおり
- 「古事記学会分科会・続日本紀研究ノート
四十八号
- 「古事記における「至今」型書式とその機能」植田麦
- 「卜部兼永筆本『古事記』」における校合過程 小林真美
- 「日本書紀における欠史八代の性格」松田信彦
- 「地祇本紀」の神話と系譜 工藤浩
- 『古事記』成立をめぐる諸問題」 大和岩雄
- 「上代人の用いた嶋字について」小野田光雄
- 分科会「日本書紀研究ノート(巻三・神武天皇) 白旗千尋
- 「研究年表 ―平成十六年― 」小林真美・山﨑かおり
四十九号
- 「七夕伝説の発生と変容」勝俣隆
- 「葦原中国と海原―「塞二海坂一」をめぐって―」村上桃子
- 「饒速日命の服属―「天」独占化の手法―」伊藤剣
- 「風土記地名起源説話に込められた意図 ―山川原野名号所由の検討から― 」稲石陽平
- 『古事記』における大字の使用について 奥田俊博
- 「古事記の地の文のイマ(今)について」吉野政治
- 「聖徳太子の片岡遊行をめぐる日本書紀所伝の成りたち」榎本福寿
- 分科会「日本書紀研究ノート(巻四「綏靖天皇から孝昭天皇)」松田信彦
- 「研究年表 ―平成十七年― 」小林真美・山﨑かおり
五十号
- 「日本古代王権と婚姻」荒木敏夫
- 「古事記の歌と散文のあいだ―歌の叙事の視点から― 」居駒永幸
- 『古事記』「稲羽の素菟」譚の傳播説についての考察 ―韓國の梧桐島傳説との比較を通じて― 黄明月
- 「八千矛神の未遂の恋をめぐる歌と神話」榎本福寿
- 「古事記」国譲り段冒頭部解釈 ―「言因賜而」の訓読を中心として― 坂根誠
- 「荷田春満の『日本書紀』研究と卜部家との関わり」渡邉卓
- 『播磨国風土記』の校訂を考える―揖保郡林田里条を中心に― 森陽香
- 「研究年表 ―平成十八年― 」小林真美・山﨑かおり