○日時 2019年12月21日(土) 午後2時より
○場所 東京理科大学 神楽坂キャンパス 2号館3階233教室
(JR総武線、東京メトロ有楽町線・東西線・南北線、都営大江戸線「飯田橋」駅下車、徒歩5分)
◎内容
《テーマ》「『古事記』『日本書紀』と文化資源」
今回は、「『古事記』『日本書紀』と文化資源」をテーマとした、シンポジウムを開催します。
本年は、上皇陛下の御退位礼、並びに今上陛下の御即位礼が執り行なわれた年にあたります。伊勢神宮への行幸における剣璽動座や、大嘗祭などの、御代替わりに関する各儀式を通じて、メディアにおいても、『古事記』『日本書紀』に触れる機会を、例年になく多く有していたことは、言を俟たないでしょう。
この時宜を得て、本シンポジウムでは、学会外の先生を登壇者にお招きし、日本神話に登場する神・人物及び記述内容が、文化資源として、社会のなかで、どのように活用されているのかという課題に挑むとともに、多角的に捉えていくこととします。ご活躍分野の異なる各登壇者が、これまでに行なってきた取材・研究調査を軸に、日本神話の受容について、熱く俯瞰することを試みたいとの思いです。
あわせまして、来年に、編纂一三〇〇年を迎える『日本書紀』を考える上での一視座となりますならば、幸甚に存じます。
《スケジュール等》
開会の挨拶・開催趣旨説明
【第1部:発表】
○「文化資源としての「ヤマトタケル」」
東京理科大学専任講師 小林真美氏
○「古事記・日本書紀の舞台を取材して」
産経新聞奈良支局記者 川西健士郎氏
○「神話的シンボルにわたしたちはいかに対峙すべきか─八紘之基柱を例に─」
明治大学ほか非常勤講師 千葉慶氏
【第2部:討論】
○「各氏の発信を聴きながら」(コメント・司会)
高岡市万葉歴史館主任研究員 鈴木崇大氏
閉会の挨拶
【関連文献(単行本)】
千葉慶氏著『アマテラスと天皇―〈政治シンボル〉の近代史』(吉川弘文館、2011)
産経新聞取材班著『日本人なら知っておきたい英雄 ヤマトタケル』(産経新聞出版、2017)
産経新聞取材班著『神話のなかのヒメたち―もうひとつの古事記―』(産経新聞出版、2018)
※会場内にて、文化資源に関する小展示を行ないます。
※通常とは会場が異なりますのでご注意下さい。